●リン LM−1
¥1,200,000

世界初のPCMドラムマシンです。
この製品、値段も高かったですが、音質はそれなりの物でした。通常ならばエコー類のエフェクトをかけなければ聞こえの悪いPCM音源ですが、リンドラムの音源は元からアンビエンスまで取り込んであるようで、それほど手を加えなくてもそのまま使えたのがミソでした。
余談ですが、これを使った世界初のレコーディングは何と日本で行われたようです。「うる星やつら」の挿入歌を小林泉美(どこへいっちゃたんだろう?)が歌ってそのレコーディングがリンドラム初のレコーディングだったと聞きました。






●シモンズ SDS-8
¥458,000

これは一世を風靡しました。
現在のDTM音源などにプリセットされている、いわゆるエレクトリック・ドラムの音色はまさにシモンズの音そのものと言えます。
いわばエレクトリック・ドラムと言えばこの音という完全な定番として定着しました。
このセットは基本セットで、バスドラム、スネアドラム、ロー/ミッド/ハイタムの5パットで構成されていました。更に上位機種として7パットのSDS-7A(¥1,290,000)というモデルもありました。


●クォンテック ルームシュミレーター
¥2,500,000

ようするに当時最新のデジタルリバーブなんですが。
価格から見て想像がつく通りただ者ではなかったようです。
詳細なスペックは分かりかねるのですが、何でも一辺が数センチの部屋から無限の空間まで(実際にはありえませえんが)のリバーブをシュミレート出来たらしいです。独自の効果をはじめ、自然に近いリバーブ効果でプロには人気があったようです。
確か世に出始めた時は400万円位してた記憶があります。後に1in2outのモデルが登場した時に¥2,500,000まで価格が下がったと記憶してます。